「痛い」と感じた時点ではすでに虫歯は進行しています
虫歯はお口の中に残る糖分を虫歯菌が分解して「酸」を出し、その「酸」が歯を溶かしていく病気です。初期段階ではほとんど自覚症状がありませんが、進行すると「冷たい物がしみる」「歯が痛む」などの違和感を覚えるようになります。風邪のように自然に治ることがない虫歯。放っておくとどんどん悪化してしまうので、早めの治療が大切です。
こんな症状はありませんか?
歯が「痛い」「しみる」は虫歯の代表的な症状ですが、ほかにも次のような違和感が2つ以上ありましたら虫歯かもしれません。なるべく早く埼玉県越谷市、東武鉄道伊勢崎線「東武スカイツリーライン」せんげん台駅より徒歩約3分の歯医者、18時半まで診療している「医療法人社団 健弘会 せんげん台くすのき通り歯科」にご相談ください。
- 歯の表面が白く濁ったり、黒ずんだりしている
- 歯を舌で触るとザラザラしている
- 歯が痛む、または以前痛かった
- 歯に穴があいている
- 冷たい物がしみることがある
- 甘い物を1日3回以上口にする
- 間食が多い
- 歯並びが悪く、歯みがきがしにくい
- 歯間ブラシやデンタルフロスを使用するのは週に3回以下だ
- デンタルフロスを使うと、よく切れてしまう
- 虫歯になったことがある
虫歯の進行段階とおもな治療法
虫歯の検査をしっかりと行うことで、未然に抜歯するリスクを回避することができます。予防・メインテナンスだけでなく、検査自体にも力を入れている当院では、ダイアグノデントを使用。これにより、歯と歯の間やレントゲンでも発見が難しい場所にある虫歯も発見できます。まずはご自身でチェックし、思い当たる方は、ぜひ当院までお越し下さい。
進行段階 | 症状 | おもな治療法 |
---|---|---|
CO:初期の虫歯 |
歯の表面が白く濁っている状態で「脱灰」の状態です。痛みなどの自覚症状はまだありません。 | 適切な歯みがきにより歯の汚れや歯垢(プラーク)を除去し、歯の再石灰化を促すフッ素塗布をすることで治癒が期待できます。 |
C1:エナメル質の虫歯 |
歯の表面のエナメル質が溶け始めて茶色や黒色に見える状態です。冷たい物がしみることがあります。 | 虫歯部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)などを埋めて削った部分を補います。 |
C2:象牙質の虫歯 |
エナメル質の内側にある象牙質にまで虫歯が進んだ状態です。冷たい物や甘い物がしみる、そしてときどき痛むことがあります。 | 虫歯部分を削り、詰め物(インレー)で削った部分を補います。 |
C3:神経まで達した虫歯 |
歯の神経にまで虫歯が進行した状態で、何もしなくてもズキズキ痛みます。 | 虫歯に汚染された神経や歯質を取り除き、薬剤を詰める「根管治療」を行います。その上には被せ物(クラウン)を装着して歯の機能を補います。 |
C4:歯根まで達した虫歯 |
歯の大部分が溶かされ歯の根だけの状態です。歯の神経は死んでしまっているので痛みいったんなくなりますが、歯根の先に膿がたまるとふたたび激しく痛みます。 | ここまで悪化させてしまうとほとんどの場合抜歯になります。抜歯後、入れ歯・インプラント治療などを行い歯の機能を補います。 |
重度の虫歯の治療「根管治療」とは?
虫歯菌による汚染が歯の神経にまで達してしまった重度の虫歯でも抜歯をせずに治療する方法が「根管治療」です。一般的には「歯の神経を抜く」と呼ばれる処置で、歯の中の神経や血管が入っている細い管「根管」から汚染された神経や歯質を取り除き、洗浄・消毒してから薬剤を詰めて密閉し、細菌の侵入を防ぎます。
根管治療ができないと抜歯が選択され、入れ歯やインプラント治療などで歯の機能を補うことになります。「根管治療」を行うことができれば歯の根は残せますので、その上に被せ物などを装着し歯の機能を補えるのです。しかし「根管治療」では歯の神経を抜くので、歯が黒っぽくなってしまうことがあり、もしふたたび虫歯になってしまったときに痛まないので悪化させやすいというデメリットもあります。根管治療のメリット・デメリットについて、そして根管治療以外の選択肢についてもきちんと理解してから治療を受けることが大切です。
「根管治療」は細かい部位の治療です。そのうえ細菌を残してしまうと再発のリスクを高めてしまいます。「医療法人社団 健弘会 せんげん台くすのき通り歯科」では精密な処置が要求される「根管治療」に、拡大鏡を使用して目視しながらの治療を行っています。重度の虫歯にお悩みの方もご相談ください。